結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる
藤由達藏著『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』を読みました。
「すぐやることの大切さ」を無意識に感じ取っている人が多いにもかかわらず、行動力が大事とわかっていても、なかなか行動できないもの。それはなぜか? 理由は、人間の心にブレーキをかけ行動力を下げてしまう3つの「不安」を感じてしまうから。口だけでなかなか行動できない人、考えすぎて行動にうつせない人…こんな先送り、先延ばしの自分を変えるにはどうしたらいいか?数多くの人々に行動力を高める指導をしている著者の独自のノウハウで、10秒で行動に移す方法と不安を消す方法を紹介する。
※Amazonより
感想
「後でやるからいいや、明日できることは明日、明日!」と結局何も行動に移せない自分を変えたくてこの本を読みました。
この本は全5章で構成されています。
第1章 すぐに行動できない人の10の習慣
- 行動を阻害する思考の癖がある
- 自分をフリーズさせる癖がある
- 心がストライキを起こしている
- 時間があれば解決策は見つかると考えている
- 自分の力だけで解決しようとする
- 3つの不安で思考停止する
- 失った自信を放置する
- 行き過ぎたリスクヘッジをする
- 二度あることは三度あるを誤解している
- まだ時間があるから大丈夫と考える
第2章 10秒で行動する人の思考法
第2章ではどんな小さなことでもやってみる大切さが書かれています。
そして悩むよりも考えること、考えるだけで行動しないと不安が生じてしまいます。
些細なことでも、まずはやってみて行動しながら考えればいいんだと思えるようになりました。
第3章 行動する人になる10秒のマインドチェンジ
行動できないのは気分に原因があるそうです。
確かに前向きな気分の時は、行動的になりますよね。
気分を自分で選択して変えることで行動的になるとの事。
選択とは、過去にあった腹立たしいことを思い出すと腹立たしい気分になります。
心が躍る未来像を想像すると最高の気分になります。
気分とは自分次第で如何様にもなるのです。
アンドリュー・カーネギーの「明るい性格は、財産よりも尊いものである」
楽観的であるとは、過去にこだわらず、未来の不安に押しつぶされず、
「今、ここ」に集中している状態です。
だからこそ大胆な決断、大胆な行動もできるのです。
※結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 第3章より
第4章 結果につながる!周りを巻き込む10秒チェンジ
相手の良いところにフォーカスすると、人は行動してくれる
※結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 第4章より
- 相手から、仕事の上で「うまくいっているところ」を話してもらう
- そのあとで、相手の中で「うまくいっていないところ」を話してもらう
- さらに「うまくいっていないところ」の中でも、そうはいっても「うまくいっているところ」について話してもらう
- そこまで話してから、あらためて、「改善したいところ」を話してもらう
- 改善するために、「まず何から始めるか」について話してもら
パートナーとは話し合いが大切です。良い点、ダメな点について話してから改善策を一緒に考えることで相手の行動を変えられる方法です。
第5章 10秒でゴールに思考と行動のこつ
この章は1章から4章までのまとめです。
ムダな行動なんてない、と考えると人生は変わる
ムダを恐れるよりも、ムダなんてないのだと開き直り、バカになってどんな体験も活かしてしまいましょう。
※結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 第5章より