ワンダー 君は太陽

映画『ワンダー 君は太陽』をWOWOWで鑑賞しました。

ポスター画像


「ワンダー 君は太陽」特別映像

制作

監督    ティーブン・チョボウスキー

制作    デビット・ホバーマン  

      トッド・リバーマン  

制作総指  ジェフ・スコール  

      ロバート・ケッセル   

      R・Jパラシオ

      アレクサンダー・ヤング 

原作    R・Jパラシオ 

脚本    ティーブン・チョボウスキー

      スティーブ・コンラッド

      ジャック・ソーン

撮影    ドン・バージェス

美術    カリーナ・イワノフ

衣装    モニク・プリュドム

音楽    マーセロ・ザーボス

主題歌   ベア・ミラー『brand new eyes』


Bea Miller - brand new eyes (From "Wonder"/Official Video)

キャスト

オギー役          ジェーコブ・トレンブレイ

オギーの母イザベル役    ジュリア・ロバーツ    

オギーの父ネート役     オーウェン・ウィルソン

ヴィア役          イザベラ・ビドビッチ

トゥシュマン先生役     マンディ・パティンキン

ブラウン先生役       ビードディクス

ジャック役         ノア・ジュプ

ミランダ役         ダニエル・ローズ・ラッセ

ジャスティン役       ナジ・ジーター

サマー役          ミリー・デイビス

ジュリアン役        ブライス・ガイザー

シャーロット役       エル・マッキノン

あらすじ

生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。

シネマトゥデイより

ワンダー 君は太陽 (2017) - シネマトゥデイ

 

感想 ネタバレなし

 オムニバスで描かれる登場人物たちそれぞれの視点

顔に障害を持つ主人公オギー視点で描かれるのだろうと予想していた今作ですが、主人公の周辺人物たちを描いていることで予想以上の完成度になっています。

障害を持つオギー自身には辛いことが沢山あります。

ですが、周辺人物たちだって辛いのです。両親の不安、障害を持つ弟がために家族の中心が弟になってしまい疎外感を覚える姉、姉の親友、オギーの同級生ジャック、いじめっ子のジュリアン、それぞれの視点を描いていくれていて周辺人物たちの描き方が素晴らしいです。

特に姉のヴィアの視点にグッときました。

障害がなくても皆それぞれに事情、葛藤があるんです。

 

心にユーモアを

主人公のオギーはユーモアのある人物です。

辛いことがあっても、大好きな『スターウォーズ』の登場人物たちを空想します。

学校にチューバッカを登場させたり…。

会話にユーモアセンスがあり、いじめっ子から意地悪を言われてもウィットに富んだ返しをします。

そして、意地悪を許す心の広さを持っています。彼の人柄は、素敵な家族からの沢山の愛情により形成された面が大きいでしょう。

ユーモアのある人間は人を惹きつけます。外見の障害を乗り越えてしまう程、魅力的な

内面を持つ彼も魅力に気がつき周囲が惹きつけられる様は納得ができますね。

ユーモアのある人になりたいものです。

 

ジュリア・ロバーツの母親役

プリティ・ウーマン』で一躍スターの仲間入りを果たした彼女は『エリン・ブロコビッチ』でオスカーを受賞しています。

色々な役柄に挑戦している彼女ですが、活発で気が強いイメージの役柄が多い印象でした。

そんな彼女が今作では、子供を心配しながらも外の世界に送り出し傷ついたら温かく包み込む、愛情深い母親役を演じていました。

彼女がこのような役柄が合うなんて思いもよらなかったので、うれしい喜びです。

オーウェン・ウィルソンとの夫婦役もいいコンビで理想の夫婦像です。

 


「ワンダー 君は太陽」ジュリア・ロバーツ&ジェイコブ・トレンブレイ インタビュー

 

彼女は劇場公開中の『ベン・イズ・バック』でも母親役を演じています。

これからは彼女の母親役を観る機会が増えるのかな。楽しみです。


映画『ベン・イズ・バック』日本版予告編

 

これからが楽しみな子役たち

主人公のオギーを演じたジェーコブ・トレンブレイ君は今作では顔を特殊メイクしている中、瞳で演技しています。

彼は話題作『ルーム』に出演しています。

 
ジャック演じるノア・ジュプは『クワイエット・プレイス』に出演。

そして、 意地悪なジュリアン演じるブライス・ガイザーは『僕のワンダフル・ライフ

15時17分、パリ行き』に出演しています。

僕のワンダフル・ライフをAmazonプライム会員で観る

 話題作に続々と出演している子役たち、これからが楽しみですね。

 

まとめ

ただのお涙頂戴ものとは大違い。

良い意味で期待を裏切ってくれる作品『ワンダー 君は太陽』を是非ご鑑賞くださいませ。

 

 原作本の『ワンダー』もオムニバスになっていて登場人物の描写が素晴らしいです。

映画が気に入った方には原作本もお勧めします。

 

ティーブン・チョボウスキー監督は実写版『美女と野獣』の脚本や『ウォールフラワー』の監督・脚本をつとめています。今後の作品も楽しみのひとつです。

 

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